Sndh's blog

ん?!ときた、日々の出来事をお知らせします。

ファミマが郵便局に無人決済店!何かあった時に呼ばれるのは誰!?

ファミリーマート日本郵政グループと連携し、全国の
郵便局に無人決済のコンビニエンスストアを開設する
そうです。


無人と聞くと何かあった時はどうするのだろう、と思う
人も多いのではないでしょうか。

 

ファミリーマートの担当者によると、トラブルが発生
した場合の対応として、実際にはバックヤードに一人
待機しているそうです。


また、お酒やタバコを購入した時も画面を通して年齢確認
などにも対応しているそうです。


他にも商品の補充やメンテナンス等のため、ある程度の従業員を置いているケースが多いです。

 

では、なぜ無人決済店の拡大を計画していくのでしょう。

 


無人決済店とは

 

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そもそも無人決済店とはどういうものなのでしょう。


一般的な無人決済店では、

1.    入り口でIDカード等を認識させる。
2.    商品をレジで認識させる。
3.    決済して店を出る。

という流れになっていますが、設備や店舗によって
それぞれやり方が変わってきます。


例えば、株式会社TOUCH TO GO(タッチトゥゴー)
が、開発提供するウォークスルー型の完全キャッシュ
レス店舗の場合は次のようになります。


こちらのシステムの場合は、入店時にICカード等の
個人認証をせず、入り口に立つとゲートが開き入店
できます。


店内にはAIを搭載したセンサーカメラや、棚に設置
された重量センサーなどで、人や物の動きをとらえます。


そのため、どんな商品を手に取ったか、やめて棚に戻した
か等をリアルタイムで認識します。


購入する商品を持って決済エリアに立つと、商品と金額が
表示されますので、表示内容を確認して支払いをします。


支払いは基本キャッスレスで、終了するとゲートが開いて
退店します。

 

非常に利便性はいいですが、大きな懸念材料なのが、
AI搭載カメラを店中に設置する必要があるなど、多大な
初期投資が必要であるということです。

 


無人決済店を増やす理由は

 

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それでもコンビニが無人決済店を増やす理由の一つに、
深刻な人手不足と人件費の問題があります。


レジ業務の無人化だけでも、今よりも少ない人数で店舗を
稼働することが出来ます。


働き手が見つからない都市部だけでなく、過疎化が進む
地方にも大きなメリットになります。


人件費の面でも、24時間営業の多いコンビニでは深夜に
なるほど時給が高くなってしまうので、店側にとっても
負担を減らすことが出来ます。


設備の面でも、初期投資が開店時に大きな負担になる
とはいえ、継続的な人件費の負担は少なくなります。


また、先ほどの株式会社TOUCH TO GOでは、
AIカメラなどの機材をレンタルする方式を取っている
ので、初期費用の負担も少なくなっています。


人手不足や人件費の面では、無人決済店への移行は店舗
にとってメリットは大きいと言えます。

 


郵便局との連携の理由は

 

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では、なぜ無人決済店の拡大が郵便局との連携で行われる
のでしょう。

 


コンビニ側では、売上高の伸び悩みや、各店舗の競合
による飽和状態が最近の課題となっています。


また、24時間営業による人手不足等の負担や、オーナー
の高齢化といった構造的な問題も抱えています。


無人決算店の拡充によるコストの抑制に合わせ、店舗を
出せる場所の確保が急務となっていました。


日本郵便も全国に2万4千の郵便局を有していますが、
少子高齢化の影響などで、機軸の郵政事業の先細りが
見えていました。

 


そんな両者の思惑が一致したことにより、郵便局との
連携が進められてきました。


また、郵便局の強みとして、「つぶれない」「撤退しない」
ことからくる安心感があります。


さらに郵便局がある場所が、住民の高齢化や公共交通機関
の縮小などで、いわゆる「買い物難民」が増加している地域や、
コンビニの店舗網が薄い地域になるので、需要は十分あると
思われます。

 

 


まとめ

 


現在の段階では、まだ完全に無人の店舗にはなっていませんが、
将来的には完全無人化の店舗が出来るのかもしれません。

 

色々なことが便利になるのはいいですが、ちょっと時間
つぶしにコンビニで立ち読み、ということが出来なくなる
のも少し寂しいかもしれません。